膝 に 水 が たまる 理由。 膝の水を抜かない方がいい理由

膝に水がたまるのはなぜ?特徴や症状、病気について

膝 に 水 が たまる 理由

福 山 市 医 師 会 うちだ よういちろう 内田 陽一郎 整形外科 中高年の方で、今まであまり痛くなかった膝が腫れて突然痛くなることがあります。 ゴルフに行ったり、旅行に行ったり少しだけ普段と違ったことをした後からおこることもありますし、さして原因がみあたらないこともあります。 多くは変形性膝関節症といって軟骨が変性(老化)する事によって炎症がおこり痛くなります。 炎症が強いと水が貯まるわけで、風邪をひいて鼻水が出るようなもの、よく水を抜くと癖になると言われ抜くことを躊躇される方がおられますが、ある程度沢山水が貯まると痛みも強まり、脚をかばい続けるために益々筋力が弱まって骨や関節に負荷がかかるという悪循環になることがありますので状態によっては水を抜くことも意味があります。 膝の関節の中には関節の表面をスベスベに覆う関節軟骨、その間の隙間でクッションの役をする半月板、4本の靱帯などでなりたっています。 長年酷使してきた軟骨に些細な負荷がかかることがきっかけで痛くなることが多くあります。 古くなった漆喰の白壁が浮いてきてふわふわしていたところに台風が来て脱落するようなもので、その際に表面が凸凹するためと、脱落した軟骨片が中を泳ぎまわって邪魔する為の痛みがおこってきます。 一方、半月板も長年使えば老化をおこしてきます。 ひどくなると一部がちぎれて中でひっかかりなどの障害をおこします。 まるでベアリングの中に砂粒が入ったようなものですから居心地が悪いばかりでなく関節軟骨に対してもキズをつけ損傷を惹起することもあります。 このような組織の変性は古くなった服の布地のほ・つ・れ・と同じで、細胞間のほ・つ・れ・ですから決して若返ることも若返らせることもできないのですが、生涯のうちでは痛みが強い時期があればさほどでもない時期もあります。 ですから我々の施すことのできる治療とは、(1)症状が悪い時期にさしかかった患者さんを少しでも早く楽な状態にもっていってあげること。 (2)症状の軽い状態をなるべく永く維持してあげることであります。 膝の周囲の筋力をつけて(正しい体操)、歩行などの負荷(運動)は減らします。 体操と運動は違いますので注意が必要です。 一時的に薬をのんだり、関節の中にヒアルロン酸などの注射をしたり、負担を減らすような装具や杖なども用いることもあります。 また、ベアリングの中で邪魔をしている砂粒は内視鏡などで早く取り除いてあげることで劇的に症状が改善し軟骨障害も予防できますし、内側の軟骨が主に傷んでいるO脚の膝はますます内側に負担がかかりますので、手術的に正しく矯正して外側のまだ残された軟骨を有効利用すること(高位脛骨骨切り術)、どうにもならなく悪くなった関節は人工関節に置換して生涯をできるだけ有意義なものにすること、などがあります。 個々の病態に即した的確な治療方針の選択が必要ですので整形外科でご相談されることをお勧めします。 2005年1月号掲載•

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膝に水がたまる原因と治療方法!悪化させない予防のポイント

膝 に 水 が たまる 理由

Contents• 1.膝に水がたまる?本当に水がたまってるの? よく、膝に水がたまると言いますが、本当に水がたまっているわけではありません。 じゃぁ~、何がたまっているかと言うことですが、膝にたまっているのは「 関節液」です。 健康な膝は、関節液で満たされています。 下の図の水色の部分です。 関節液は、軟骨に栄養を与えたり、関節が動くときの滑りをよくしたりしています。 また、関節にかかる圧力を分散させる働きがあります。 関節液は、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間や周辺にたまっていて、潤滑油のような働きをしています。 もし、この潤滑油である関節液がなかったら、骨がゴリゴリとあたって、相当痛い事になります(想像しただけで、背筋がぞっとします)。 さて、膝に水がたまるというのは、この 関節液が何らかの原因により、増えすぎた状態を言います。 そして、膝に水がたまった状態を「 関節 水腫(かんせつすいしゅ)」と言います。 わたくしは、膝に水がたまってパンパンに腫れて、痛くて曲げにくいんです。 3.膝に水がたまる原因とは? 膝に水がたまる基本的な原因は、滑膜組織が何らかしらの原因により 炎症を起こし、滑膜(かつまく)から過剰に分泌される関節液が、膝の上部にたまる為です。 そして、滑膜組織が炎症をおこす原因は、関節内の軟骨や骨がすり減ったカスや、骨の表面からはがれ落ちたかけらが 関節包(かんせつほう)を刺激する事が主な原因です。 炎症が起きると関節包から「サイトカイン」という炎症を強める化学物質が放出されるため、炎症が更に悪化して痛みが増していきます。 3-1.加齢による関節の炎症 長年、膝を使い続けた結果、タイヤのゴムがすり減るように膝関節の軟骨もすり減っていきます。 軟骨自体も柔軟性を失い、固くなっていきます。 その為、衝撃によって摩耗しやすくなります。 そうなると、 骨と骨同士がぶつかりやすくなり、炎症を起こしやすくなります。 また、軟骨が破壊されるときに、破片が膝の関節の中に飛び散り異物と判断され、炎症が酷くなる傾向があります。 3-2.関節の病気 膝に水がたまる原因の大半は、中高年の女性に多く見られると言われています。 他にも、離脱性骨軟骨炎(りだつせいこつなんこつえん)、神経病性関節症(シャルコー関節)、結核性関節炎、滑膜骨軟骨腫症(かつまくこつなんこつしゅしょう)、関節リュウマチ、風痛などがあります。 いずれも、炎症をおこし膝に水がたまるケースがあります。 3-3.ケガや事故 スポーツにつきものなのがケガ、そして日常生活と切っても切り離せない事故も膝に水がたまる原因となります。 膝に大きな衝撃が加わることで軟骨や骨がかけたり、はがれたりする事もあります(剥離骨折)。 特にスポーツ中のケガでは、、などにより炎症が酷くなり、膝に水がたまることがあります。 また、水の代わりに内出血した血が関節内にたまることもあります。 待たせたわね。 これから説明するわよ! 前述したように、膝に水がたまるのは「炎症」が原因です。 つまり、炎症を抑える事が出来れば、膝の水もなくなるというわけです。 4-1.安静にする 膝にたまった水を抜くにしても、抜かないにしても炎症がなくならなければ、痛みは続きます。 根本的な原因である炎症がなくなっていないですからね。 炎症をなくす為には、まずは安静にする事です。 もし、安静にする事ができないという人には、膝にサポーターをつけて、負担がかからないようにして下さい。 4-2.冷やす(アイシング) さて、くどいようですが、膝に水がたまるのは膝に炎症が起こっているからです。 炎症がなくなれば、水もなくなっていきます。 安静にして炎症が治まらない場合、 氷などを使って外から冷やして炎症を抑えます。 プロ野球のピッチャーが投げ終わったら、肩を冷やしているのを見たことがあると思いますが、あれと同じ事です。 4-3.水を抜く いよいよ痛みが酷い場合、膝から水を抜くことになります。 膝から水を抜くには、注射針を膝に刺して抜くのですが、相当の痛みを伴います。 その甲斐もあって、膝から水を抜くと圧迫されていた血流が元に戻り、関節も動かしやすくなり、痛みもなくなっていきます。 中には、痛みが嘘のように消える人もいます。 しかし、水がたまる原因である 炎症がなくなっていなければ、再び水がたまることになります。 「水を抜くとクセになる」という人もいるようですが、実際には炎症が治まらないために繰り返し水を抜いていると言うことです。 クセになると言うわけではありません。 大切な事は、 再び膝に水がたまらないように根本的な治療をする事です。 4-4.投薬 膝の痛みを緩和する為に、関節を再生する薬を服薬したり塗ったりする事で、膝に水がたまりにくくする事もできます。 本当にくどいようですが、水がたまるのは炎症が原因です。 他にも、 コラーゲンやヒアルロン酸を膝に注射する方法もあります。 どのような薬を使えば良いか等は、専門医に相談をして決める事になります。 4-5.手術 リウマチなどで膝関節が曲がってしまったり、変形性膝関節症が悪化した場合は人工関節を入れる事も考慮しなければなりません。 この段階まで来ていると、投薬を続けるか、手術にするかを選択するケースも出てきます。 どちらを選択しても命に別状はありませんが、生活面で色々な影響が出てくることになります。 どのような選択をするかは、専門医に相談して決めてください。 5.まとめ.

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膝に水がたまる原因は? 【症状の意味を理解しよう】

膝 に 水 が たまる 理由

器質的な問題が体で起きている証拠。 一般的には炎症と言うと悪いイメージを持つ人も多いですが、体を守るための自己防衛反応なので必要な体の反応であるということを理解する必要があります。 ちなみに専門的には膝に水がたまっていて腫れている状態を 関節水腫といったりもします。 膝に水がたまってしまうと、まず 9割の人が考えることと言えば水を抜かなくてはいけないと思っているということです。 それに対して私の結論ですが正直、 膝にたまった水は抜かない方がいいです。 なぜなら、水は出る必要性があって出ているからです。 下記でも詳細を解説していますが、とにかく体が出している反応に逆らわない事です。 これについては体の本質、症状の本質を理解することで分かると思います。 以下ではそんな膝に水がたまる炎症についてもう少し詳しく解説していきたいと思います。 膝に水がたまる人はどんな状態?【例えるなら火事です】 膝に水がたまる状態は、分かりやすく例えるなら 火事の状態と似ています。 炎症とは字のごとく、 火(炎)が出ている状態と言えます。 あなたの 膝で火事が起きているのです。 実際にあなたなら火事の時にどのような行動を取りますか? 答えは1つですよね! ほとんどの人はとにかく 水をかけようとするはずです。 その状態とまったく同じなのです。 非常にシンプルで簡単に考えればいいのです。 要するに 関節の中で炎症(家事)が起きているので、体が関節液(水)を出して火を消そうとしているだけなのです。 これは極めて正常な体の反応なのです。 【専門用語解説】 関節液とは…?💧 膝関節の中にある液体で一般的には水と言われています。 専門的には滑液(かつえき)と呼ばれることもあります。 潤滑油のようなものと表現されることがありますが役割としては 関節の保護や 機能を維持すること及び 軟骨の栄養をコントロールしています。 【炎症を抑えるために水が出ている】 上記のような体の仕組みが理解できていると膝にたまる水を抜いてしまう行為がいかにおかしなことをしているのかに気が付くことができるようになります。 以下で解説します。 膝に水がたまるのは正常な体の反応【水は抜いたらあかん!】 基本的に 膝にたまった水は抜いてはいけません。 診断のために水を抜いてとか たまりすぎると悪影響がとかって言われることがありますが、そうじゃなくてもとりあえず水が溜まるから定期的に抜いている状態の人は多いです。 用語解説でも記した通り、関節液は膝の機能を維持する役割があります。 膝の炎症を抑え、機能を維持するために関節液と呼ばれる水が出ているわけなので、これを注射などで抜いてしまうと炎症を鎮めるはずの水がなくなるわけなのでまた水が出てきます。 その結果、炎症はいつまでたってもなくならず、関節の状態をどんどん悪化させていきます。 水がたまるのが気になるという方はとにかくまずは炎症を少しずつ抑えていくことが重要です。 この時はあくまで一時的に対症療法として 薬(炎症を抑えるような薬)や 冷やす(アイシング)と言った方法を使用するのは構わないと思います。 以下の記事も参考にして下さい。 ですが、薬や冷やすこと(アイシング)を行うことに関しては決して根本解決ではないという事は理解しておいてください。 炎症がなくなれば、膝にたまった余分な水(関節液)は体に自然と再吸収(体に吸収されてなくなる)されていきなくなるはずなのです。 だから むやみやたらに膝にたまる水を抜いたらあかん!という事なのです。 水を抜く前になぜ炎症が起きているのかその本質を考える必要があるのです。 膝にたまる水を抜くとクセになるって本当? 上記で説明した話が理解できると 水をぬくとクセになるという近所の奥さんが話しているようなウワサ話を信じることがなくなります。 クセになるのではなく、炎症が治まっていないから何度でも水が溜まるだけのそれだけの話なのです。 だから 水を抜くとクセになるというのは ウソです。 水は抜いても抜いても、炎症が続いていればひたすら出ますので世間の一般的なイメージとして 抜けば抜くほど水が溜まる=クセになっているみたいな話になってしまっているのです。 個人的な想いとしては注射で水を抜くとクセになるというウワサが出てしまうというのは、逆に考えれば それだけ多くの人が何度も水を抜いているということの証明でもあるのです。 本質的には改善していないのに水を抜くことで精神的な部分で一時的に満足している患者さんが一定の割合いるというのが事実です。 でも実は一時的な満足でしかなく、根本的な解決には至っていないわけで多くの患者さんはこの一時的な満足をひたすら繰り返し、次第には取り返しがつかないくらい悪化していくのです。 ごまかし続けると大変なことになります。 関節可動域制限とは要するに膝の曲げ伸ばしができる範囲が狭くなった状態のことを指します。 膝に水が溜まったせいで普段の生活に支障をきたすほどの関節可動域制限が出るレベルになってしまうと、状況によっては一時的に水を抜いたほうがいいこともあります。 膝の可動域に制限が出始めると、日常的な動作が上手くできなくなります。 特に膝を曲げ伸ばしするような動作の時には、必ず代償動作(かばうような動作)が入るようになり体の他の場所までにも悪影響を及ぼすのです。 ですが、水を抜いたところで炎症が続いていればまた水がたまるのは目に見えていますので極論、抜かなくてもいいわけです。 それよりももっと本質的な所にアプローチをしたほうがいいというわけです。 膝に水がたまる本当の根本原因はこれ! なぜ膝に水が溜まってしまうのか? ここまで読んでいただいた方は、この疑問を解決するためには炎症を抑えれば良いという事が分かりましたよね。 実はここで思考が止まってしまう人は改善することができないだけではなく、繰り返し同じようなことが起きてしまいます。 インターネットで膝に水がたまる原因を知りたいと探しているあなたは、水がたまる原因が知りたいと言うよりも 本当は膝の状態を改善させたいはずですよね。 少なからず、あなたの膝には 炎症が生じるような負担が毎日の生活の中で常にかかっているはずです。 その負担になっている 膝の使い方や 生活習慣、及び同じ場所にかかっている荷重の問題が物理的に改善されなければ水がたまる原因である炎症はいつまでたっても抑えることはできないのです。 水がたまるという症状だけを追いかけていると、どんなに頑張って改善しようと努力していも一生改善には至りません。 症状が出ている意味を理解しましょう! とりあえず対症療法をしながらでも構いません、今すぐに同時に本質を理解し根本的に改善できる人の考え方を身につけることが重要なのです。 まとめ 今回の記事をまとめます。

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