プロペトはワセリンの純度の高いものです。 で、「顔にはプロペトを塗るように」ってお医者さんに言われたときに、お医者さんがボソッと呟いたんです。 「 ヒルドイドを顔に塗ると、赤くなっちゃう子がいるんでね、お顔にはプロペトを塗ってくださいね」と。 また、皮膚科のHPにもヒルドイドによる赤ら顔についての記載がありました。 また、ヒルドイドの持つ作用として 毛細血管の拡張作用があります。 いわゆる赤ら顔ですね。 そのような症状で受診された患者さんの中に、ヒルドイドを頻回に使用された患者さんもいるのは事実です。 (多くは子どもですが、大人でも数名おりました。 ) 出典: 多分、この「赤くなっちゃう」「赤ら顔」が拡大解釈されて、「後悔」という言葉に繋がったのかな・・と想像しています。 ヒルドイドは処方どおりに使用する とはいえ、ヒルドイドは顔に塗る目的で処方されることもあります。 だから必ず赤くなるわけではなく、「赤くなっちゃう子もたま~にいる」ということだと思います。 むしろ、私の娘はそもそも皮膚が弱いので、先生が大事を取って「顔はプロペト」にしたのかなぁって感じています。 要は、大事なのは、 処方された目的どおりにヒルドイドを使うこと! 処方された目的以外に使おうとすると、そういう噂が気になっちゃいますからね。
次の軟膏は皮膚保護作用、皮膚柔軟作用があり、皮膚刺激性が低いため、皮膚の状態を問わずに使用できます。 ただし、べたつくため、洗い流しにくいことが難点です。 クリームはべたつきが少ないこと、水で洗い流せることが特徴です。 ローションは使用感がよく、展延性に優れています。 基剤には乳剤性と溶液性があります。 フォームは噴出時に泡となり、高い展延性を有し広範な患部に素早く塗布することができます。 スプレーは広範囲に使用しやすく、手が届かない場所にも使用できますが、使用量を正確に把握できないことがあります。 このような各剤形の特徴を踏まえ、患者の皮膚の状態に合わせて使い分けることが大切です。 3%、白色ワセリン、尿素製剤)の皮膚バリア機能に及ぼす影響を検討する。 その後、塗布部位を1匹あたり4ヵ所設定(1. なお、ドライスキンモデル作製後、無塗布部位をコントロールとして設定し、同様に評価した。 3%、尿素製剤10%、白色ワセリン 評価項目 TEWLの測定(Vapometer)、角層水分量の測定(Skicon-200) 経表皮水分蒸散量(Transepidermal water loss:TEWL): 皮膚から蒸散する水分量であり皮膚バリア機能の指標である。 TEWLが高いほど、皮膚バリア機能が低下していると考えられる。
次の肌の血行を促進し代謝をあげる• 肌の保湿(尿素以上の保水作用あり)• 肌の炎症を抑える ということで、皮膚の炎症や保湿目的で使われています。 ヒルドイドの種類 ヒルドイドはいくつかのタイプがあります。 ヒルドイドソフト軟膏• ヒルドイドクリーム• ヒルドイドローション• ヒルドイドゲル• ヒルドイドフォーム そしてヒルドイドのジェネリックとして• ヘパリン類似物質クリーム• ヘパリン類似物質外用スプレー• ビーソフテンクリーム• ビーソフテンローション などがあります。 いずれも、 用途や塗る範囲によって適切なものを処方してくれるということになります。 また、 市販でもヘパリン類似物質クリームは購入することができます。 ヒルドイドはシミ・そばかすを消してくれる? ここで気になるのが、 ヒルドイドがシミ・そばかすに効くのか?ということですよね! ヒルドイドの効果としてシミやそばかすなどの色素沈着に効きそうな作用と言えば• 血行促進• 保湿効果 といったところでしょうか。 もちろん、きれいな肌をキープするためにはスキンケアは大切となりますので、しっかり保湿しなければいけませんね。 また、血行も促進されることで新陳代謝があがりターンオーバーを促すことになりますよね。 ただし、あくまでも 肌が生まれ変わるサイクル促進を手助けするという作用ですので、それ以上の ホワイトニングなどの効果は期待できません。 確かに、肌の調子がよくなると感じる人もいると思いますが、シミやそばかすを消したいのであれば、もっと効果的と言われている化粧品もありますので、そちらを使用することをおすすめします。 とは言え、わたしはアトピー性皮膚炎ですので、普段から体の保湿用でヒルドイドやヘパリン類似物質のクリームを使用しています。 ヘパリンがやけど跡に効いた! 一番初めにヘパリン類似物質が処方されたのは、 顔にやけどをしたときです。 ある時、コテが手から落ちてしまい、頬の下、フェイスライン近くに当たってしまったことで顔にやけどをしてしまいました。 火傷の症状は病院で診てもらい2週間ほどでほぼ治まったのですが、火傷跡がしっかり残ってしまいました。 その時、毎日塗るようにと使い始めたのがヘパリン類似物質油性クリームです。 実際に毎日欠かさず朝晩塗り続けて、 半年ほどでほとんど目立たなくなりました。 ということで、火傷跡にはしっかり効きました。 もともと傷跡に効くと言われていますが、効果ありなことがわかりました! シミ・そばかすには効かない! 実は、火傷跡でヘパリン類似物質を塗っていたまわりには、シミやそばかすもありました。 広めに塗っていたので、シミやそばかすにもついでにヘパリン類似物質が塗られていましたが、 半年経っても色、大きさともにまったく変わりませんでした。 ちなにに 皮膚科の先生にも聞いてみましたが、シミやそばかすには効かないよ!と言っていましたので、シミやそばかすに効くということはないと思います。 ヒルドイドは美容目的はNG! 2017年頃、ヒルドイドを「 普段のスキンケアとして使うと、お肌がツルツルになる!」という情報が拡散されました。 お子さんの保湿用で処方されたヒルドイドやヘパリン類似物質クリームを顔のスキンケアとして使用しているというSNSや、実際の皮膚科の先生などが「 ヒルドイドがスキンケアにおすすめ!」と投稿しているもの、さらには雑誌での紹介などもあり、 皮膚科に行ったらついでにスキンケア用のヒルドイドを貰おう! 的な感覚が当たり前のように流行っていました。 病院で処方されるものは保険負担がありますので、実は美容目的なのにムダに医療費が使われることになりますよね。 そんなこんなで、対策として一度に処方できる量が制限されてしまいました。 もちろん、明らかな美容目的での方はお断りするのでしょうが、肌が乾燥して痒い。。。 などと言われると断ることも難しいんだと思います。 アトピーである私の場合、冬の間は、ヒルドイド系のクリーム、白色ワセリンとアセチロールを混合したクリームの2種類を使用していましたが、混合クリームをだすのであれば、ヒルドイドをローションになる。。。 と言われ、 全体的な保湿剤の量も制限されました。 おそらく適正量にされただけなのだと思いますが、常に予備も置いておきたい私にとってはびっくりな出来事でした。 美容目的で使用するのであれば、市販のものを購入するべきということですね! まとめ ヒルドイドのシミやそばかすへの効果についてご紹介しました。 ヒルドイドでシミやそばかすは消えない ということがわかりましたね。 ただし、肌の代謝をアップする効果や保湿効果には長けていますので、肌を整えるために使うのであれば効果的ということですね。 ヒルドイドと同じ成分「ヘパリン類似物質」のクリームは市販でも購入できますので、お試ししてみたい方は是非活用してみてくださいね。
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